猫様と一緒に日本に帰る (5) 狂犬病抗体検査

猫様日本へ持込み

指定検査施設の確認

前回、一連の流れで採血まで紹介してしまいましたが抗体検査を依頼する施設とどのように血清を送るかを事前に確認する必要があります。

世界中に検査期間はありますが、日本国内だと1箇所だけです。
神奈川県相模原にあり、宅配便(クール便)で送るようにとホームページにあります。

一般社団法人生物科学安全研究所

費用は一検体あたり13,000円。うちは二匹なので26,000円。事前振り込みで振り込み証明、申請書と一緒に検体を送ります。

結果が出た後の「証明書は飼い主様に返送する」と書いてあるので、海外の場合はどうするのか、証明書返信時の送料をお伺いしようと思い一度連絡を取ったことがあるのですが、無料で返送してくださるとの事。しかも電話口で丁寧に対応くださりほっとしました。

日本に着いてからの郵便事情は全く問題がないのですが、インドネシアの郵便事情を知る者にとって日本に着くまでが心配でした。

私の場合、ラッキーなことに日本への出張がこの時期と重なり採血した次の日の夜、2019年6月3日の夜中の便で手持ちすることにしました。

すぐに溶けてしまうのは分かっていたのですが、それでもなんとか冷やした状態が長持ちするよう家を出る直前まで検体を冷凍し保冷剤と共にビニール袋、その上にジップロックに入れて二重にし万が一の際漏れないよう密閉できる容器に入れました。

そしてそれをさらに小さな段ボール箱に入れ、成田に着いたらすぐ宅配便に出せるよう梱包して機内持ち込みしました。

まさかの宅配便受け付け拒否

無事成田に着きまずはATMに向かい振り込みをし、振り込み証明を検体と一緒に箱に入れいざ宅配便窓口へ!

そして知った事実。。。検体は取り扱いできず。血液じゃなくて血清です!と言ってみたところで、ビールじゃなくて発泡酒です!と言ってるようなもの(?)。とりあえず成田を離れる事にし実家に向かう途中の駅に併設していた宅配業者さんでペット用品として送りました。

結果は一週間ほどかかり、抗体価が0.5IU/ml以上であることが条件となります。

私の日本での出張が二週間弱だったのでバリ島に戻りすぐに証明書を受け取る事ができました。

ちなみに抗体検査の結果は、この時点で3歳1ヶ月のベスパー(ハチワレ・女の子)の抗体価が3.4IU/ml、2歳8ヶ月のボンド(黒・男の子)が1.5IU/mlでした。法律では0.5IU/ml以上となっていますので無事合格、日本に持ち込んでも安全だと認定されたわけです。

これ以降は待機期間となり帰国の日程を決めるまで特にする事はありません。この時点では帰国はまだ決めているわけではありませんでした。ただ抗体検査の有効期間が二年なので、二年以内には帰国するかなーくらいでした。

とりあえず事前準備の第一段階が済みほっとしました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました