猫様と一緒に日本に帰る (3)マイクロチップと一回目の狂犬病注射

猫様日本へ持込み

帰国の目処や、指定地域以外に住んでいる方は今後の計画など、ある程度はっきりしてきたらまずはマイクロチップを埋め込みます。

マイクロチップの規格

ここで大切なのは、マイクロチップの規格です。今では標準となっているので(バリ島でさえ標準でした)あまり心配しなくてもいいかと思いますが、念のためISO規格(国際標準化機構)のものである事を確認してください。規格番号はISO11784か11785。チップの番号は数字15桁のはずです。このチップでなければ入国審査時に読み取れず日本の地を踏めません。

マイクロチップについて色々調べていた時、チップを打った後に後遺症が残ったという事例を読んだり、注射針が太くて可哀想になったりで躊躇しましたがそんな事も言ってられないので、心を鬼にして計画の遂行を始めました。

私が普段通っていたかかりつけの動物病院は、Sunset Vetという病院でしたが帰国に関する一連のプロセスは、既に猫を連れて帰国した知人からの口コミで小さな個人病院を開業した女医さんにお願いしました。その方は猫に負担にならないよう往診をメインに活動なさっていて、マイクロチップからワクチンまで家に来てくれました。

マイクロチップは一匹450,000ルピア(当時約3,500円)、狂犬病ワクチンは一匹150,000ルピア(当時約1,200円)、それに往診料一回50,000ルピア(当時約400円)でした。

心配していたチップですが、あっという間に終わり同日に一回目の狂犬病注射もしてもらいました。次は30日以上あけて二回目の狂犬病注射となります。

指定地域からの帰国は待機期間なし

狂犬病がない指定地域に住んでいる方は狂犬病注射の必要はなく、半年の待機期間も必要ないので、帰国日の40日前までに必要な事前届出へと事務作業に入ります。指定地域で生まれ育った子を連れて帰国する場合や、日本から指定地域に連れていき帰国するまで指定地域以外に行っていないなどが一番多い状況だと思いますので、それなら問題なし。それ以外の場合ですと180日という狂犬病の待機期間が必要になってきますので、検疫所の手引書を参考にしてください。

指定地域から日本に犬・猫を輸入するための手引書(農林水産省動物検疫所)

ちなみに、指定地域以外(殆どの方が当てはまると思います)に住んでおられる方は下です。工程が長いですが頑張りましょう。

指定地域以外から日本に犬・猫を輸入するための手引書(同省)

 

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