猫様と一緒に日本に帰る (11) いよいよ日本へ・PCR検査

猫様日本へ持込み

スタンバイ中はとにかくストレスでした。出発の二日前の2020年4月7日の早朝4時頃、ボンちゃん(黒猫)の鳴き声で起きました。見たら掛け布団におしっこをしてしまっていました。急いで洗ったり拭いたり。私の勝手で生まれ故郷から連れてきてしまって申し訳ない思いでいっぱい。とにかく新天地で一緒に穏やかに暮らすせる日々を思い描いで頑張るのみです。

追加の3万円の出費は痛かったけどなんとか出国前検査を終えアグスさんが夜全ての書類を持ってきてくれました。これで後は無事飛ぶのみです。

次の日、いよいよ明日の出発を控え持ち回り品を整えます。読むかと思って持ってきた本もたくさんありましたが、全部置いていくことにしました。一冊も読めなかった!実は緊急事態宣言が出て冷や冷やしましたがフライトには変更なく、オンラインチェックインをしました。

さあ、8年過ごしたインドネシアの最後の夜。何にしようかと思ったけどあまり食欲もないので、ソトアヤムとビンタンをルームサービスしました。夜は全く寝られず早朝3時にアグスさんがピックアップに来て空港に向かいます。猫二匹分の飛行機代は500米ドル。それをインドネシアルピアに換算しクレジットカード決済しました。

アグスさん、色々ありましたが迷惑をかけてすみませんでした。2倍払わされたけどなんとか日本に出国できます。私に付きっきりとなり、他のお客さんの予定が狂ってしまったのではないかと心配になりましたが、最後まで責任を持ってやってくれました。お別れの時は、怒ったり、追加請求したりして申し訳ないと言ってくれました。短い間でしたがお世話になりました。

イミグレで思っていた通りビザが切れていることを指摘されました。日本大使館のIさんにアドバイスされた通り、元々乗るはずだった4月5日のチケットのコピーとそれがキャンセルになったアナウンスを見せたら納得してくれました。
正直、キャビンのドアが閉まるまで、そして飛び立つまで、本当に出国できるのか心配でした。飛んだ時には心の底から安心し、ビールで一人打ち上げをしていました。

いよいよ入国

4月9日朝6時15分ジャカルタを出発した飛行機は順調に15時40分成田へランディングしました。でも入国審査、自主隔離、国内移動など心配はたくさんあります。二匹は大丈夫かな。怖かっただろうな、と窓をボーッと見ていたら16時頃に出てきたんです。カーゴに乗ったあの子達のキャリーケース。ウチの子と一緒にチワワのワンちゃんも乗っていてみんな一緒に出てきました。感無量でした。

飛行機の中では降りる順番の案内が流れていました。(1)国際線乗り継ぎの人 (2)2歳以下のお子さん連れ (3) 自宅から家族が車で迎えに来ている人 (4) ホテルで自主隔離 の順番で皆さん降り始め、公共機関を使わない人も降りられると聞き17時半くらいに降りることができました。飛行機のドアを出てすぐ皆さん一列に並んでしばし待機。そして18時頃に検査に向かって行進します。18時半頃に問診終了し、鼻から綿棒を入れられPCR検査終了。その後は入国検査を経てターンテーブルの方向にエレベーターを降りる途中で、ボンちゃんの声が!大きい声で泣いていて恥ずかしい!でも元気でよかった!近くにあるANAのカウンターで二匹を引き取りそのまま検疫所に移動。検疫官の皆さん慣れていて良い人ばかりでした。用意していた書類を全部見せてチップを確認して終わりです。自分の荷物もピックアップし、係の人に促され外に出ました。自分が自主隔離中、二匹を預けるペットホテルの人に電話し20分ほどで来てくれたのですが、勝手に動ける状態ではなく、監視係の人に理由を言ってペットホテルの人とのミーティングポイントまで一緒に行ってもらい二匹を預けました。触ることもできずこれから2週間離れ離れ、寂しかったです。

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